学園長メッセージ
[学園長]
宇沢 達
(名古屋大学名誉教授)
これまでの経験を活かし、教師・保護者・地域の皆様と力を合わせ、生徒たちが人生の中でも特に成長の著しい時期を、支え合いながら乗り越えていけるよう尽力してきました。教育現場に深く関わる一人として、生徒一人ひとりが本来持つ「学びの喜び」や「思考の自由」を引き出す場づくりを大切にしています。私は、リベラル経済学者である父・宇沢弘文の影響を受けて育ちました。幼い頃から、彼やその仲間たちの思索や対話に触れることで、社会との関わりや教育の在り方について深く考えるようになりました。この経験は、今の私の教育観や価値観に強く息づいています。中高生時代には武蔵高等・中等学校で、大学院時代にはイェール大学で、リベラル・エデュケーションの理念に基づいた学びに触れる機会に恵まれました。分野を越えた視点で物事を考える力、読書や対話を通じて学び続ける姿勢、そして人間の可能性を信じる精神は、今もなお私の活動の中心にあります。
また、名古屋大学において総長補佐(社会連携室室長)を務めたほか、1990年から開催されてきた日本数学コンクールの実行委員長を10年ほどつとめ、数学教育に独自の貢献を果たした。
「自由にゆったりと考える」「楽しい数学の発見」「多彩な才能の評価」「人材の育成」を理念に掲げた本コンクールは、小中高生を対象とし、記述・論文形式を中心とするユニークな形式で、正解にとらわれずに自由な発想を促す問題を通じて、次世代の数学的思考力と創造性を育んでいる。2022年度からは名古屋大学多元数理科学研究科と大阪公立大学数学研究所との共催により再スタートを切った。
● 1985年3月 東京大学大学院理学系研究科 修士課程修了
● 1985年9月 米国イェール大学数学科 博士課程入学
● 1990年12月 米国イェール大学数学科 博士号取得 職歴
● 1990年8月 米国ペンシルバニア州立大学 助教授
● 1991年5月 東京大学理学部数学科 助手
● 1992年4月 東北大学理学部数学科 助教授
● 1998年9月 立教大学理学部数学科 助教授
● 2002年4月 名古屋大学大学院多元数理科学研究科 教授
● 2025年4月 名古屋大学名誉教授
● 2025年6月 学校法人翔英学園 学園長就任
理事長メッセージ
[理事長]
中ノ森 寿昭
学校の中心に森をつくる!
美しい図書館「BAUM」で深い学びを愉しんでほしい。
知識を深め、情緒を育み、粘り強い意志を持つ。これらは、現代社会の多様性を受け入れながら、自己を確立し、社会を生き抜くために必要な要素です。私たちの時代は多種多様な価値観を尊重し、理解を深めることを求めています。この度開設する新図書館棟の基本コンセプトは「学校の中心に森をつくる」というものです。人類が古代より生活の源泉としてきた森をイメージした新図書館棟を学びの場所に加えることで、米子北高の学びを美しく愉しい豊かなものにしてほしいという願いを込めています。多様性という社会の進化に対応することは容易いことではありませんが、この学び舎で仲間と一緒に実り多い人生を送ることのできる力を養っていきましょう!